『ぼくたちの奉仕活動』



★★★★

花くまゆうさくさんの去年のベスト10で知り、ポール・ラッド主演兼脚本、マクラビンことクリストファー・ミンツ=プラッセ、『40歳の童貞男』の超絶ビッチ役エリザベス・バンクス、『宇宙人ポール』のUFO喫茶のおばちゃんジェーン・リンチ出演だと聞いて早速観ました!
もうこの手の映画は当然大好きです。
ポール・ラッド主演ものは男のバイブル!と言っても過言ではないと思いますよ!

ストーリーは、仕事中に事故を起こした男2人は刑務所送りになるかわりに150時間の社会奉仕活動としてある2人の問題児の面倒を看ることになった、というものです。
その一人がクリストファー・ミンツ=プラッセ(以下マクラビン)であり、もう一人がボビー・J・トンプソンという黒人の子どもです。
ボビー・J・トンプソン、『くもりときどきミートボール』で声の出演をしていたらしいのですが、僕は吹き替えで観ていたのもあって今回が初めてだったんですが強烈なインパクトを残す、すげぇ子役でした。笑
子どもにここまで言わせていいのか!?その前に親はいいのか!?と言いたくなるほど下ネタがんがん言ってる。『ピンチ・シッター』でもここまで子どもに下ネタ言わせてなかったよ!マクラビンは、ロード・オブ・ザ・リングサバゲー的な世界にどっぷり浸かっている子どもの役。安定していいです。

で、つらつら感想を書こうと思ったのですが…長くなりそうなので簡潔にまとめます!

○キャラクターが良い!
上に挙げた人たちは言うまでもなく良し、ショーン・ウィリアム・スコットはあまり馴染みがなく、最初はB級キャラだな〜くらいにしか思ってなかった(間違ってはいない)けど、この映画での彼の役、演技等々とても良くて好きになりました。
あと、エリザベス・バンクス。この人、いわゆるキレイでもカワイイでもなくちょっとクセのある顔で、人によって好みが別れそうなんですが僕は大好きなんです。この映画のダメ男と別れるも優しく見守る彼女の役、ものすごくはまっていたと思います。

めちゃめちゃ可愛い!!

○脇役が良い!

宇宙人ポール』のゾイル捜査官の後輩で、ビル・ヘイダーの相棒、ジョー・ロー・トルグリオ(画像右)のバイキングっぷりめちゃめちゃ笑いました。

ケン・チョン(画像左)の相変わらずのヒールっぷりも良かった。余談ですが、大学の健康診断で彼の出演しているAEDのビデオを見せられたんですがこれが最高におかしくておかしくて…周りがしーんと静まり返ってるなか、笑いを堪えるのが大変でなりませんでした。

○脚本が良い!
それぞれに問題のある子どもの面倒をダメ大人2人がみるんですが、子どもの問題を解決することがダメ大人の成長にもつながるというストーリーは素晴らしかったと思います。特にマクラビン側。好きなことから引き離すのではなくて、それをやり通すことが子どもの問題解決や成長になるんだ、というメッセージに感銘を受けました。
実は序盤のあれやこれやが伏線となっていて、クライマックスにつながるところも上手かったです。

今年観た映画でも、ベスト10に入る勢いで良かったです!
どうやらDVDスルーだったらしいんですが、こういう映画を、映画館でみんなで観たい!
そういう需要は少なからずあるはず!たぶん。

※ジョー・ロー・トルグリオの日本版wikipediaがないのを知りました。結構いろんな映画に出てきているので意外。悔しいので作ってみようかしらと懸案中です。というか簡単に作れるのかな?


原題:Role Models(2008/アメリカ)
監督:デヴィッド・ウェイン
脚本:デヴィッド・ウェイン、ポール・ラッド、ケン・マリーノ、ティモシー・ダウリング
製作:メアリー・ペアレント、スコット・ステューバー、ルーク・グリーンフィールド
出演:ポール・ラッド、ショーン・スコット・ウィリアム、クリストファー・ミンツ=プラッセ、ボビー・J・トンプソン、エリザベス・バンクスジェーン・リンチケン・チョン、ジョー・ロー・トルグリオ、他


この映画と少し似た状況のポール・ラッドスティーヴ・カレルが相棒、間違いないです。

この映画自体はさほど面白くなかったですが、エリザベス・バンクスはいいキャラクターかつ超絶可愛いので変に気に入ってます。
彼女の出演作をあまり観ていないことに気づいたので、エイミー・アダムス出演ものと平行して追っていきたいと思います。