心の友が亡くなった

2月3日の朝、寝付けずに開いたツイッター町山智浩さんの「フィリップ・シーモア・ホフマンが死んじゃった!」からいろんな人の「信じられない」「震えが止まらない」などのツイートをみて嫌な予感がして鼓動が早くなって手が震えだし、それから少し遅れて「フィリップ・シーモア・ホフマンさん死去」のニュースが入ってようやく状況が分かって愕然とした。にわかには信じられなくて、嘘やろ?冗談きつすぎる…いやいやいやと頭の中で繰り返し続けて、飲み込むのに1時間ぐらいかかった。その日は結局、1日家で落ち込んでた(学生のみ成せる所業)。翌日もまだ辛くて、ツイッター開くと前日のフィリップ・シーモア・ホフマン追悼の雰囲気から普段に戻ってるのも寂しかった。
これほど衝撃で、受け入れ難く、悲しい有名人の訃報はなかった。
もちろん好きな俳優が亡くなったことがショックなんだけど、なんか違う。なんだろう…と数日モヤモヤしてたら、柳下毅一郎さんがブログを書いた。

>>フィリップ・シーモア・ホフマンが死んでしまった……なんでこんなことが起こるのだろう? フィリップ・シーモア・ホフマンが。ODで。ショックだった。あまりにも。フィリップ・シーモア・ホフマンは素晴らしい俳優だった。オスカーだって取った。でも、だから悲しいということじゃない。いやそりゃあ優れた俳優が死んだら悲しいけど、そんなことでこんなにショックは受けない。フィリップ・シーモア・ホフマンはぼくの友だった。いつだって、そこにいてくれる人だった。フィリップ・シーモア・ホフマンだけはぼくを裏切らない、とずっと思っていて、そして実際一度たりとも裏切られることはなかった。
http://garth.cocolog-nifty.com/blog/2014/02/psh-rip.html

まさに言い当てられたと思った。フィリップ・シーモア・ホフマンは僕にとって心の友で、いつだってそこにいてくれるし、裏切られないし裏切られたこともなかった。カッコ悪いけど愛さずにはいられないヒーローでもあった。その喪失感たるや…。

死因は例によってドラッグのオーバードーズだったけど、そのことをどうこう言うことはできない。映画の外のフィリップ・シーモア・ホフマンのことは何も知らないから。それがわかって、また辛い。
けど、なんで死んだんだよ、死ぬなよ馬鹿野郎!とだけは言いたい。
ご冥福を、と書くつもりで書き始めた記事だけど、まだ落ち着けてないのかもしれません。


(0:53〜のバックハンドからの脱臼がたまらない)


「どうだった?」


"Rock'n Roooooolllllll!!"


ハンガーゲーム2スルーしちゃったけど観に行っておけば良かったとか、ブチギレ演技大好きだったけどドラッグの力もあったのかなとか、まだ観てないフィリップ・シーモア・ホフマン出演作を全部観ようと思ったけど新作はもうないのだし大事にゆっくり観ていこう、とか…。