『サイレントヒル:リベレーション3D』


★★★☆

毎度おなじみですが更新の時間がだいぶ遅れてしまいました…。
最近ようやくいろいろ決まったり動き出したりして、若干忙しくなったり、小遣い程度ですが懐が潤ったりして、時間の都合さえ合えば観たい映画は迷わず観れる!という状態になりました。やっほい!!
そんなわけですっかり『パシフィック・リム』熱に浮かされ、初めて同じ映画を映画館に4回観に行ってる(あと2回観るかも)わけですが、その前に観た映画を先に書きますよー!


遡ること『風立ちぬ』を観た翌日、更なる睡眠不足で足がふらつきながらも、飛行機に乗るまで時間があったので当初の予定通り映画を観に行くことに。
最初は名画座で2本立てを観るぞ!と意気込んでいたのですが、泊めてもらった友人宅から遠く、体力的にキツかったのでまたしても新宿へ…そして気づけばまたしてもバルト9へ向かっていました…。
ホントに便利ね!バルト9って!快適だし行けばなんか観たいのやってるからね!!よっバルト9!!
ということでスケジュールも調べていなかったので、時間の合いそうな映画をみると2本、『ワイルド・スピード EURO MISSON』とこれでした。ワイスピと変に縁がある気がしているのですが、ちゃんと事前に前作を観ていた『サイレントヒル:リベレーション3D』を観ることにし、今度は1時間半強2階の座れるとこで時間をつぶしていざ劇場へ。

一言、楽しかった!!です!
うん、これに尽きる!!
正直ストーリーを説明しろと言われたら口ごもること間違いないのですが、とにかく「楽しかったなぁ」という思い出があるのです。前作に比べ、確実にストーリー面での「引き」はほとんどなかったように思いますし、楽しんで観てた割に中盤睡魔が襲ってきて数分程度寝てしまったのですが、『風立ちぬ』の時とは打って変わって、目覚めて「あれ…?ここどこ?誰これ?何の話?」となることなど一切なく、何ら支障をきたさないほどストーリーはほぼ「無かった」と言っていいかと思います。

とにかく、『サイレントヒル:リベレーション3D』の魅力はひとえに『サイレントヒル』的世界観と3D映像の相性の良さが生み出す、ホラー的アトラクション感にあります。
次々に出てくる気味の悪いクリーチャー達(とセクシーナース)もさることながら、突如として辺りを蝕んでいく、廃墟のような異形な世界が3Dとものすごく相性が良く、主人公のようにその世界に迷い込んでいく感じが体験できるという点で、これは前作の『サイレントヒル』より上回っていた部分だと思います。その他タイトルに3Dと入っているだけあって、3D効果が抜群に感じられ、もはや映画というよりアトラクションでしたが、僕は単純に観ている間中ものすごく楽しかったです。「飛び出す」効果も十分にあって、ホラー映画のおどかし演出がさらに強化されたような感じで、ひょっとしたらショックのあまり驚き死にするんじゃないか…?とかなりびくびくできた点も良かったです。
(斜め前に白髪のおじいちゃんが1人でこれを観に来ていて、心臓が止まるのではないかと勝手にハラハラしてさらに恐怖感倍増だったという話もあります)

それに加え、今回の主人公の女の子が僕的に好みだったことも大きいです。

後で調べると、オーストラリア出身のアデレイド・クレメンスという女優さんでしたが、ミシェル・ウィリアムズを可愛くしたような感じで、『華麗なるギャツビー』にも出演していた模様。冒頭、お父さんに買ってもらった誕生日プレゼントのベストを見た時の、「(あ…ださい…?)ありがとう!」みたいな反応も良かったです。

そんな感じで、気味の悪い世界観にハマれば後はライド的に楽しめるっていう感じだったかなと。
予告で流れてたガクトの歌は字幕版では流れなかったので、それもまたグッ!でした。